株探とみんかぶが集計している「人気テーマランキング」で、「アンモニア」が3位にランクインしました。
アンモニアというとあまりいい印象がありませんが、「カーボンニュートラル」に向けた取り組みが世界的に加速する中、株式市場では太陽光発電などの再エネが投資テーマとして注目されています。それ以外に、水素やアンモニアを用いた発電も、脱炭素のキーテクノロジーとして注目を集めているそう。
アンモニアはというと、もともと硝酸や肥料、尿素樹脂などの原料に使われるほか、液体アンモニアは冷凍・製氷用冷媒などで需要があるのだとか。最近では、火力発電用燃料や船舶燃料、燃料電池用途などで、もっと注目されています。
アンモニアは、水素と窒素で構成されているところがポイントとなっていて、燃焼時にCO2を発生させないことが大きな特長であり、脱炭素の流れに乗っているといいます。
さらに水素などとは違い、アンモニアは極低温でなくても液体化するため、輸送や貯蔵が技術的に簡単であることも特長の1つ。費用面でのハードルが低く、普及に向けた要素をいくつも内在させているのがアンモニア発電とのことです。
企業としては、日揮ホールディングス、東洋エンジニアリングなどのプラントメーカー、日本触媒、三菱ガス化学、三井化学などが注目されているようです。
