投資スターター

投資を始めようと思っているサラリーマンのゆるりとしたブログ。 SBI、楽天、三井などの企業の動きや経済系の時事ネタなんかをつぶやきます

2024年版・注目のネット証券ランキング

みんかぶが集計する「2024年版・ネット証券ランキング」が発表されていました。
このランキングは各証券会社の手数料や各種ツール・アプリ、NISAサービスなどの評価項目をもとに算出されているようです。(集計期間:2023年1~12月)

2024年よりスタートする「新しいNISA」では、楽天証券SBI証券が取り組むNISAの拡充がひときわ注目されています。
各ネット証券の特徴を今一度チェックし、チャンスを逃さないよう準備しておきましょう。

1位 SBI証券
ネット証券として個人取引シェアNo.1の人気を誇ります。取扱商品のラインアップもネット証券としてはトップクラスで、世界各国への投資が可能です。
ポイント投資、ロボアドバイザーといった話題の投資サービスも備えているとのこと。

2位 楽天証券
投資しながら楽天ポイントが貯まるという点が大きなメリットとなっているようです。
株アプリ「iSpeed(アイスピード)」の評判も上々な様子。高機能かつ初心者にも使いやすそう。
中でも特徴的なのは、国内株式(現物・信用)の取引手数料が0円となる「ゼロコース」。手数料コースで「ゼロコース」を選択すれば、手数料無料での取引が可能となるそうです。

3位 auカブコム証券
専門性の高い分析が出来るツール・アプリの種類が豊富で、銘柄検索やチャート分析が手軽に行えるそうです。
100円からスタートできる積立機能、取引手数料が無料になる対象商品の豊富さなども魅力的です。

サイバーセキュリティ

株探とみんかぶが集計する「人気テーマランキング」で「サイバーセキュリティ」が27位にランクインしていました。

サイバーセキュリティの重要性が世界的に高まる中、日本国内でも不正アクセスなどの件数が増加傾向にあります。
日本ネットワークセキュリティ協会JNSA)のデータでは、2021年度の日本のセキュリティ市場の規模は1兆3,321億4,000万円と、前期比より5%増加しているといいます。これが2022年度には1兆4,064億4,400万円、2023年度には1兆4,983億3,500万円と、次第に拡大傾向となることが予想されています。中でも、中小企業をターゲットとしたインシデントが急激に増加していることもあり、対策が急がれます。

また、海外からのサイバー攻撃などに対する国家レベルの対策も切迫した課題のひとつです。ウクライナ、ロシア間の紛争では、サイバー攻撃を用いたハイブリッド戦略となっているそう。また、過去の米大統領選ではロシアからのサイバー攻撃が観測されたといいます。その後、中国がロシアに追随する形で近隣諸国へのサイバー攻撃による政治介入を行っていることも報道されました。

先日、岸田文雄首相が国賓待遇で渡米し、4月10日には日米首脳会談が開催されました。この会談では半導体分野などにおいて日米が協力し、中国依存からの脱却を大テーマとしているようです。その中で、サイバーセキュリティ分野でも税制優遇や資金支援などの取り組みを国策とする協調路線を敷くであろうと見られています。これらのことから、東京市場においてもサイバーセキュリティ関連株が投資対象として有力視されるでしょう。

関連銘柄としては、FFRIセキュリティ、イー・ガーディアン、デジタルアーツ、サイバーセキュリティクラウド、サイバートラスト、シグマクシス・ホールディングス、セキュアヴェイル、セグエグループ、テリロジーホールディングス、トレンドマイクロ、ラックなどが注目されているようです。

物流テック

2024年に話題が沸騰しそうな注目の投資テーマとして「物流テック(LogiTech)」が紹介されていました。

働き方改革関連法により、トラック運転手の時間外の労働上限が年960時間に制限され、物流業界の「2024年問題」が目前に迫っています。
運転手不足による輸送能力の低下が発生し、荷物の配送が滞る可能性が囁かれる昨今。不在配達による社会的損失は「年間9万人」「年間約1.8億時間」もの労働力に相当するとのこと。
こうした現状をクリアするには業界のデジタル化が必要不可欠だといいます。事実、物流業界に向けて各種システムソリューションを手掛ける企業には現状追い風が吹いているようです。
物流業界という規模が大きなマーケットでデジタル化需要を掴むことができれば、業績を大きく向上させることも十分に可能です。それだけに、関連する銘柄は要マークとなりそうです。

関連するキーワードとしては、建設DX、EC市場、3PL 、ロボット、SaaSQRコード、配送計画、車両管理、Amazon、IoTなどが注目されているようです。

人工知能

株探とみんかぶが集計する「人気テーマランキング」で、「人工知能」が1位にランクインしていました。

AI(人工知能)は第4次AIブームとも呼ばれるほどに市場拡大が加速しています。その成長はアメリカの企業・オープンAIがリリースした「ChatGPT」などの生成AIが要因となっているようです。また、生成AI市場の拡大に伴って、マーケットの高性能半導体への注目が過熱しています。その中心は何といっても、画像処理半導体の大手企業・NVIDIA(エヌビディア)です。

18日の株式市場では「AI関連の需要が企業の収益を成長させる」という読みから、ハイテク関連株に注目が集まり、結果としてナスダック総合株価指数が上昇しました。
また、同日に開催されたNVIDIAの開発者会議では、ジェンスン・ファンCEOがAI向け次世代GPU「GB200」を今年の下半期に出荷することを発表しました。従来製品「H100」と比べて、「GB200」は処理速度が最大30倍の高性能GPUです。今後は「GB200」獲得の動きが過熱する可能性が高いでしょう。

そうした状況下で、日立製作所NVIDIAと協業することを19日に発表しました。
日立は、自社で手がけるOT領域(制御・運用技術)のデジタルソリューションとNVIDIAの生成AI関連技術・ノウハウを組み合わせ、社会のDX革命を加速させようとしています。
また、次世代デジタルツイン環境の開発や活用、最新のAIソリューション提供にも注力する方針を表明しているとのこと。東京株式市場でも、AI関連株に投資資金が流入する可能性があり注目されています。

関連銘柄としては、フィックスターズ、ブレインパッド、ヘッドウォータース、メタリアル、ユーザーローカル、ABEJA、FRONTEO、PKSHA Technology、pluszeroなどが注目されているようです。

スポーツ

2024年に話題が沸騰しそうな注目の投資テーマとして「スポーツ」が紹介されていました。

2024年は夏季オリンピックの開催年ということもあり、多方面からの期待が寄せられているようです。
オリンピックの開催地はフランス・パリ。7月26日にはオリンピックが、8月8日にはパラリンピックが開幕となります。
中でも話題を呼んでいるのは、今大会で正式種目に初採用されたブレイキンです。
ブレイキンとは、ブレイクダンスのこと。ヒップホップ文化をルーツとしたブレイキンは1970年代のニューヨーク・ブロンクスのブロックパーティ(ストリート上などでの野外パーティー)から生まれ、都会的なスタイルのダンスとして流行した歴史を持ちます。
躍動感のある動きと独特な脚さばきが特徴的で、DJやMC、グラフィティとの関連性も。1990年代にはブレイキンの国際競技が世界中で開催され、広く普及したとされているようです。

世界的なスポーツイベント開催の折には、その莫大な経済効果に期待して、スポーツ関連株への注目度がアップする傾向があります。スポーツウェア・シューズ、その他各種競技用品メーカーをはじめ、そうしたスポーツ用品の専門店を運営する企業が多数上場しており、今後の展開が注目されます。

関連するキーワードとしては、ブレイキン、ブレイクダンス、電子チケット、夏季五輪、冬季五輪、フィットネスクラブ、スポーツ用品、ランニングシューズ、WBCプロ野球、サッカーW杯、ゴルフ、テニス、マラソン、バスケットボール、ラグビーワールドカップ、ウインタースポーツ、eスポーツなどが注目されているようです。

銀行

株探とみんかぶが集計する「人気テーマランキング」で、「銀行」が9位にランクインしていました。

3月18日~19日に行われる金融政策決定会合では、日銀がマイナス金利解除に動くのではないかという見方が強まっています。これまでマーケットでは、4月会合でマイナス金利解除が決定されるとの見方が主流でしたが、潮目が変わってきたようです。

鈴木俊一財務相閣議後3月12日の記者会見で、日銀について「引き続き政府と連携し、物価・金融・経済情勢を踏まえた適切な金融政策の実施を期待する」と言及しました。また、政府のデフレ脱却判断については「過去最大級の設備投資、高水準の賃上げといった動きが散見され、千載一遇のチャンスを迎えている」との認識を示したとされているようです。

これについて市場関係者は「日銀のマイナス金利解除にGOサインを出した形となり、おそらく3月解除の方向で足並みが揃ったと思われます。鈴木財務相は現時点でデフレから脱却したとまでは認識していないという見解を示していますが、これは『マイナス金利解除後の段階的な利上げは慎重に行うべき』という意味に読めるでしょう」といいます。

関連銘柄としては、三菱UFJフィナンシャル・グループ三井住友フィナンシャルグループみずほフィナンシャルグループなどのメガバンクをはじめ、千葉銀行九州フィナンシャルグループふくおかフィナンシャルグループ、京都フィナンシャルグループ、しずおかフィナンシャルグループ、コンコルディア・フィナンシャルグループなどが注目されているようです。

機械

株探とみんかぶが集計する「人気テーマランキング」で、「機械」が22位にランクインしていました。

昨今の株式市場では、機械株に再評価の余地があるとの見方が指摘されています。
これまでは中国景気の不透明さに悲観的なムードが漂っていましたが、足下では中国・上海総合指数が反発に転じるなど、中国の景気回復策に対する期待も高まっています。
さらに、4月からはトラック運転手の不足が憂慮される「2024年問題」に絡んだ規制がスタート。物流の自動化や省力化に関連する企業への投資がひときわ活発になることも期待されているようです。

 

関連銘柄としては、物流システム大手であるダイフクをはじめ、ファクトリーオートメーション関連の安川電機ファナック、SMC、三菱電機ハーモニック・ドライブ・システムズオムロンなどがちゅうもくされています。また、国内外の設備投資回復によって、ツガミ、牧野フライス製作所などの工作機械株も注目されているようです。