株探とみんかぶが集計している「人気テーマランキング」で、「3Dプリンター」が23位にランクインしました。
3Dプリンターは、3次元的なデジタルモデルを元に樹脂や金属などの材料を加工して物体を造りだすことができる機械です。
建設業では職人の高齢化が進み、慢性的な人材不足と技術継承の課題を抱えていますが、3Dプリンターが救世主となるのではないかと注目を集めています。
3Dプリンターでは、職人のスキルをデジタル情報化することで知識の蓄積を活用できる上、人員削減・低コスト化など実効性が期待されています。さらに近年は、構造物の部材や小さな建物の制作に利用する事例が増加。デザイン性の高い複雑な形状も実現できる点もポイントだといいます。
大手総合建設会社の大林組は、建築基準法による国交大臣の認定を得た構造形式の「3Dプリンター実証棟（仮称）」の建設をスタートしたことを公表。3Dプリンターだけで建設する建築物の大臣認定取得は国内初とされるだけあって、皆が注目しているそうです。
企業としては、ミマキエンジニアリング、サイバネットシステム、ソディックなどに注目が集まっているようです。
