投資スターター

投資を始めようと思っているサラリーマンのゆるりとしたブログ。 SBI、楽天、三井などの企業の動きや経済系の時事ネタなんかをつぶやきます

サイバーセキュリティ

株探とみんかぶが集計する「人気テーマランキング」で「サイバーセキュリティ」が27位にランクインしていました。

サイバーセキュリティの重要性が世界的に高まる中、日本国内でも不正アクセスなどの件数が増加傾向にあります。
日本ネットワークセキュリティ協会JNSA)のデータでは、2021年度の日本のセキュリティ市場の規模は1兆3,321億4,000万円と、前期比より5%増加しているといいます。これが2022年度には1兆4,064億4,400万円、2023年度には1兆4,983億3,500万円と、次第に拡大傾向となることが予想されています。中でも、中小企業をターゲットとしたインシデントが急激に増加していることもあり、対策が急がれます。

また、海外からのサイバー攻撃などに対する国家レベルの対策も切迫した課題のひとつです。ウクライナ、ロシア間の紛争では、サイバー攻撃を用いたハイブリッド戦略となっているそう。また、過去の米大統領選ではロシアからのサイバー攻撃が観測されたといいます。その後、中国がロシアに追随する形で近隣諸国へのサイバー攻撃による政治介入を行っていることも報道されました。

先日、岸田文雄首相が国賓待遇で渡米し、4月10日には日米首脳会談が開催されました。この会談では半導体分野などにおいて日米が協力し、中国依存からの脱却を大テーマとしているようです。その中で、サイバーセキュリティ分野でも税制優遇や資金支援などの取り組みを国策とする協調路線を敷くであろうと見られています。これらのことから、東京市場においてもサイバーセキュリティ関連株が投資対象として有力視されるでしょう。

関連銘柄としては、FFRIセキュリティ、イー・ガーディアン、デジタルアーツ、サイバーセキュリティクラウド、サイバートラスト、シグマクシス・ホールディングス、セキュアヴェイル、セグエグループ、テリロジーホールディングス、トレンドマイクロ、ラックなどが注目されているようです。