株探とみんかぶが調査している「人気テーマランキング」で、「半導体」が1位になっていました。
アメリカ市場では半導体関連株の復権が著しく、エヌビディアが反発したほか、インテルが大陽線で3.7%高に購入されるなど戻り足を強めているそう。また、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も今年始まって以来、高値を更新しているといいます。東京市場でも、半導体関連株は出遅れ修正を狙った買いが盛んになってきているとのこと。
半導体市況は使い先によって跛行が目立ち、スマホやPC向けのメモリーは今もなお在庫調整圧力が残っています。そんな中、生成AI市場のめざましい発展をバックグラウンドに、サーバーやネットワーク機器向けの半導体ニーズは非常に盛んだそうです。特にエヌビディアがダントツのトップシェアを誇る画像処理半導体(GPU)は、生成AI関連のニーズが急激に伸びて生産が間に合っていないそう。東京市場ではアドバンテストやディスコなど、後工程で抜きん出た競争優位性を持つ半導体製造装置メーカーに、この恩恵が及んでいるようです。
関連銘柄としては、アドバンテスト、ディスコ、東京エレクトロン、SUMCO、レーザーテック、信越化学工業、ルネサスエレクトロニクス、SCREENホールディングス、三井ハイテック、ソシオネクストなどに注目が集まっているようです。