株探とみんかぶが集計する「人気テーマランキング」で、「銀行」が9位にランクインしていました。
3月18日~19日に行われる金融政策決定会合では、日銀がマイナス金利解除に動くのではないかという見方が強まっています。これまでマーケットでは、4月会合でマイナス金利解除が決定されるとの見方が主流でしたが、潮目が変わってきたようです。
鈴木俊一財務相は閣議後3月12日の記者会見で、日銀について「引き続き政府と連携し、物価・金融・経済情勢を踏まえた適切な金融政策の実施を期待する」と言及しました。また、政府のデフレ脱却判断については「過去最大級の設備投資、高水準の賃上げといった動きが散見され、千載一遇のチャンスを迎えている」との認識を示したとされているようです。
これについて市場関係者は「日銀のマイナス金利解除にGOサインを出した形となり、おそらく3月解除の方向で足並みが揃ったと思われます。鈴木財務相は現時点でデフレから脱却したとまでは認識していないという見解を示していますが、これは『マイナス金利解除後の段階的な利上げは慎重に行うべき』という意味に読めるでしょう」といいます。
関連銘柄としては、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループなどのメガバンクをはじめ、千葉銀行、九州フィナンシャルグループ、ふくおかフィナンシャルグループ、京都フィナンシャルグループ、しずおかフィナンシャルグループ、コンコルディア・フィナンシャルグループなどが注目されているようです。