株探とみんかぶが集計する「人気テーマランキング」で、「中国関連」が11位にランクインしていました。
決算発表が続く中で、中国経済の減速を業績に織り込む企業の動きが目に留まります。
8日に2024年3月期業績予想の下方修正を発表した東レは、中国経済の減速による樹脂事業の需要が低迷していることを理由に挙げています。また、1月30日に2024年3月期の業績予想を下方修正したアンリツも、中国市場で5Gスマートフォン開発投資の需要が停滞していることを要因に挙げています。そのほかにも、中国における需要が減速していることを理由に挙げる企業は多く、9日にはヤクルト本社が中国現地法人の人員削減を実施したことが報道されています。
今年に入ってから、中国株から日本株へのマネーシフトがメディアなどで紹介されており、そうしたポジティブな面に投資家からの注目が集まっていました。しかしこれらの決算発表により、企業活動に悪影響も与えている点への関心も強まっているようです。これらの両面から「中国関連」というテーマそのものへの関心もしばらく続きそうです。
関連銘柄としては、ニデック、安川電機などが注目されているようです。